Webサイトの高速化に関して、ざっくりと解説!【売り上げやアクセス数にも影響します】
いろいろなWebサイトを作ったり見ていると、「表示が遅い」と感じる場合や「動作が重たい」と感じることがあるかもしれません。
単に「遅い」「重たい」と感じられてしまうだけではなく、場合によっては売り上げを下げる原因になってしまっているというケースもあります。
そこでこの記事では、Webサイトを高速化するメリットやデメリット、具体的な改善方法について解説していきます。
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Webサイトが重たくなってしまう原因
そもそも、なぜWebサイトが重たくなってしまうのでしょうか?
基本的には、以下のような理由が考えられます。
- サーバーの処理が遅い
- 読み込むファイルの容量が大きい
- 処理の回数が多い
- すべての処理を同時に行ってしまっている
- 不要な処理をさせている
重たくなってしまう理由も様々である為、サイトの目的や作り方によっても、高速化の際の手順や実施すべき内容も大きく変わってきます。
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Webサイトを高速化するメリット・デメリット
次に、Webサイトを高速化するメリットとデメリットについてご紹介していきます。
Webサイトを高速化するメリット
Webサイトを高速化するメリットが、こちらの3つです。
- 離脱率の改善につながる
- SEOで有利になる
- 売り上げアップにつながる
それはそれについて、詳しく解説します。
離脱率の改善につながる
Webサイトを高速化することで、離脱率の改善につながる場合もあります。
離脱率というのが、そのページを見て離脱(離れる)してしまう割合のことです。
Googleの発表では、ページの表示速度が3秒以上かかってしまうと離脱率が53%に急激してしまうと言われています。
Google の調査によれば、モバイルサイトではページの読み込み時間が 3 秒を超えると、53% の訪問が離脱につながると見込まれます。
モバイルページの読み込みを速くする – Google AdSense ヘルプ
SEOで有利になる
Googleなどの検索エンジンのランキング要素の1つとして、「表示速度」も含まれています。
コンテンツの質やサイトの質などが同程度なら、表示速度の速い方を検索結果の上位に表示させるというものです。
このことから、SEOの観点からも表示速度は比較的重要な指標であると考えられます。
売り上げアップにつながる
上記の離脱率の改善やSEO面での評価を上げるということから、売り上げアップなどの成約率の改善につなげられる可能性もあります。
実際にAmazonの場合には、表示速度の改善によって売り上げが上がったという情報も見かけます。
» Amazon Found Every 100ms of Latency Cost them 1% in Sales
特にECサイトを運営している方で、アクセス数があるけれどなかなか売り上げにつながっていないという場合には、表示速度の改善に力を入れてみてもいいのかもしれません。
Webサイトを高速化するデメリット
逆に、Webサイトを高速化する際のデメリットです。
- 場合によっては費用がかかる
- 設定を間違えると、表示や動作がに支障がでる
こちらについても解説していきます。
場合によっては費用がかかる
表示速度を改善する場合、実施する施策によってはかなりの費用がかかってしまったり、継続的に予算を設定する必要が出てくる場合もあります。
また、改善したからといって必ずしも売り上げアップや検索順位の向上につながらない場合もあります。
設定を間違えると、表示や動作がに支障がでる
高速化の際に設定を間違えてしまうと、表示や動作に支障をきたしてしまう場合もあります。
余計に重たくなってしまったり、アニメーションのタイミングがズレてしまうなどです。
特にECサイトの場合だと、決済ができなかったり二重に請求してしまうなどの可能性もあるので、注意して実施していく必要があります。
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いますぐにできる、表示速度を改善する施策
この項目では、いますぐにできる改善施策を紹介していきます。
主にこちらになります。
- ファイルサイズの圧縮
- 遅延読み込みの導入
- サーバーの処理速度を上げる
- キャッシュの活用
- 長いコンテンツの分割
ファイルサイズの圧縮
画像やHTML、CSSなどのファイルサイズを圧縮していきます。
基本的にWebサイトが重たい原因のほとんどが画像サイズであることが多いので、こちらを改善するだけでもかなりの成果がえられるかもしれません。
また、圧縮する場合には、SquooshやTinyPNGなどのツールがおすすめです。
遅延読み込みの導入
遅延読み込みは、文字通り画像やJavaScriptなど容量や動作が大きめのファイルを、遅延させて読み込む設定のことです。
特にアニメーションの場合には、しっかりと設定ができていないとタイミングがずれてしまう場合もあります。
サーバーの処理速度を上げる
サーバーのスペックを上げる施策になります。
自社のサーバーであれば、メモリやCPUなどのパーツを増設したりといった対応が挙げられます。
レンタルサーバーの場合には、上位のプランへ乗り換えたり、別の会社のサーバーを利用するという施策があります。
キャッシュの活用
キャッシュといって、ファイルの一部をサーバーやブラウザーに保存しておく設定です。
このキャッシュを活用することで、次回アクセスされた場合に読み込むファイルの量を減らすことができ、結果として表示速度の改善につなげられます。
一般的なレンタルサーバーの場合には、管理画面からクリック操作のみで設定を行うことができます。
ただし、設定を間違えてしまうと情報を更新しても反映されなかったり、決済システムに不備が生じてしまう場合もあるので、慎重に設定を行う必要があります。
長いコンテンツの分割
文字や画像が多くページが長くなってしまっている場合には、コンテンツを分割するという方法もあります。
わかりやすい例えだと、記事一覧ページで1ページに全てのコンテンツを表示するのではなく、複数に区切って表示させているイメージです。
複数ページに分割し、ページネーションを設置する対応で改善していきましょう。
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可能であれば試して欲しい表示速度改善施策
こちらに関しては、多少専門的な知識や内容を変更しなければならない場合もあるので、可能であれば試して欲しい改善施策になっています。
- CDNの利用
- コードや処理・読み込み回数の見直し
- デザインやアニメーションの見直し
必要に応じて実施を検討してみてください。
CDNの利用
CDN(Contents Delivery Network)を導入して表示速度を改善するという施策もあります。
先ほど紹介した「キャッシュの活用」の応用版のようなイメージで、世界各地のサーバーにキャッシュを保存しておき、1番近いサーバーからファイルを読み込ませるといったものです。
サーバーとWebサイトにアクセスする端末間の物理的距離が近ければ近いほど表示速度も速くなるので、サイトや地域によってはこのCDNを利用するという施策もかなり有効な場合があります。
コードや処理・読み込み回数の見直し
HTMLやCSS、JavaScriptなどのファイルに書かれているコードを見直したり、処理やファイルの読み込みの回数を見直すという施策もあります。
実際に読み込み回数を減らすことで、表示速度を数秒改善できたという事例も見かけます。
デザインやアニメーションの見直し
そもそものサイトのデザインや設定するアニメーションの内容によっては、表示速度が遅くなってしまう場合があります。
そういった場合には、デザインや設定するアニメーションの見直しを検討する必要もあります。
基本的には、デザインやアニメーションにこだわればこだわるほどHTMLなどに記述する内容も複雑になってしまうので、表示速度が遅くなってしまう傾向にあります。
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WordPressの場合の表示速度改善施策
こちらに関しては、WordPressを利用している場合に見直してみる必要のある高速化対応になります。
- テーマやプラグインの見直し
- リビジョンなどの削除
- PHPのバージョンアップ
いずれも重要な項目なので、ぜひ確認してみてください。
テーマやプラグインの見直し
まずは、現在のWordPressサイトで利用されているテーマやプラグインを見直してみましょう。
- 不要なテーマが入っていないか
- 不要なプラグインが入っていないか
- 内容の重複するプラグインが入っていないか
テーマに関しては、利用するテーマ(場合によってはそのテーマの子テーマも)と公式テーマの最新版(Twenty Twenty-Fourなど)のみを残し、それ以外は削除しておきます。
プラグインに関しては、利用していないプラグインは削除しましょう。
また、内容の重複しているプラグインに関しても、利用を停止して削除しましょう。
リビジョンなどの不要なデータの削除
WordPressでは、過去の編集履歴などがリビジョンとして保存されており、この容量も大きくなってしまうと表示速度の低下に影響していまう場合があります。
WP-Optimizeというプラグインを利用することで、リビジョンなどといった不要なデータの削除を行うことができます。
詳しくは、マニュオン様の「WP-Optimizeの設定方法と使い方【リビジョン削除】」という記事を参考に実施してみてください。
また、場合によってはWebサイトの表示や動作に不具合が発生する場合もあるので、All-in-One WP Migrationなどのプラグインでバックアップの取得を行うなどして、不測の事態が起こってしまった際にも対応できるように用意しておきましょう。
PHPのバージョンアップ
このPHPのバージョンアップによっても、表示速度が大幅に改善できる場合があります。
基本的にはWordPressをインストールしているサーバーお管理画面で「PHPバージョン」を最新に近いバージョンへ変更するだけで完了します。
WordPressのバージョンによっても推奨されるPHPバージョンも変わってくるので、こちらを参考に調整してみてください。
ただし、利用しているサーバーによっては、新しいバージョンのPHPが用意されていない場合や、プラグインやテーマが古い場合には正常に動作しなくなってしまう場合もあるので、注意が必要です。
WP Rocketの導入もおすすめです
予算に余裕がある場合には、WP Rocketというプラグインの導入もおすすめです。
実際にX(Twitter)などでも多くの方が「高速化できた」とおっしゃっているので、どうしても表示速度を改善したという場合には導入してみてもいいかもしれません。
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ご自身で改善できない場合には、専門の業者へ依頼するのもおすすめです
どうしても自分では高速化対応ができなさそうと思う場合には、専門の業者へ依頼を検討してみることもおすすめです。
おすすめの業者を2社紹介しておき舞う。
合同会社RAM
合同会社RAMでも、簡易的な高速化に関しては対応が可能です。
主に画像やHTMLなどのファイル圧縮、キャッシュの活用、遅延読み込み設定などです。
場合によっては、サイトの作り直しを実施することもできます。
また、必要に応じて、SEOやMEO、リスティング広告などのWebマーケティング分野も依頼することが可能です。
スキルシェア
スキルシェア様は、より高度な高速化対応を依頼することが可能です。
また、他社の場合にはかなりの費用が発生してしまうケースでも、スキルシェア様の場合だと費用を格段に抑えての対応も可能です。
現在は国内での大人気WordPressテーマSWELL様と高速化分野において顧問契約も行っているので、そういった面でもかなり信頼できます。