【起業失敗、そして現在】過去の経験から学んだこと
高校1年生の頃からブログやホームページ制作、SEOなどを始めて今年で約6年目となり、すこしずつ見えてきたものもあります。
もちろんいままでには、個人的なトラブルからチーム単位でのトラブルなど、数々の失敗と挫折を繰り返してきました。
2024年になりやっと小規模ながら法人を作れたということもあるので、このタイミングで過去の失敗談などをまとめてみようと思います。
そして、この記事を公開している今日9月26日は私の誕生日で、21歳になります。
もしよろしければお祝いということで、ぜひ最後まで読んで欲しいです。
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Giveの創業
私が中学生の頃に友人にライトノベルを勧められ、それをきっかけにライトノベルやアニメに対して興味を持つようになりました。
高校生の頃には自分でライトノベルを書きたいと思い、ライトノベルを書く為の仲間を7〜8名程度集めました。
仲間を集めた背景としては、以下のようなものです。
- 文章そのものは書けるけれど、小説のような文章にできないので、内容を添削して欲しい
- 挿絵などのイラストなどが書けなかったので、書ける方を集めた
ただ、結局はブログやITの方に興味が移り、ライトノベルの制作からITへと大きく舵を切りました。
このときのチームの名前がGive(ギブ)でした。
クラウドファンディング
私が個人的に憧れていた社長さんが学生の頃に起業していたということを知り、同じように会社を作りたいと思いました。
(腰痛の際に行った整体師の方におすすめされた経営者系YouTuberさんです。)
また、軽くかじった情報で「ブログなどは法人のほうが検索順位が上がりやすい」と聞いたということもあり、法人での事業スタートをしたいと考えました。
これらの理由から、法人設立費用を調達する為にクラウドファンディングを行おうと決心しました。
結果としては希望金額まで資金を調達できずに終了となりました。
当時はかなり落ち込んだのですが、その後の未来を知っているいまとなっては「あのときは失敗で終わっていてよかった・・・」と感じています。
Giveの解散
共同創業や、複数名の起業では「温度差が激しいことでの失敗」というものを聞いたことがあるかと思います。
私も例外ではなく、個人的にかなり苦しみました。
当時のNo.2と私は比較的同じ熱量だったのでそういった問題はなかったのですが、それ以外のメンバーの方とはかなりの温度差を感じました。
具体的には、こういったものです。
- 期日を指定してお願いした仕事が完了しない
- 数日から数週間程度LINEの返信が帰ってこない
- これらの改善案を提案したり、お願いをしても改善されない
また、私が「足並みを揃えて事業を進めたい」タイプだったこともあり、遅い人にペースを合わせてしまっていた為、いろいろな判断にも時間をかけてしまっていました。
これらの理由から私が耐えられなくなり、解散とメンバーの再募集を実施しました。
ただ、今になって考えると本当にどれも考えが甘かったなと感じたり、「最初は一緒にや頑張ろうと言っていたけれど、口だけでなかなか動いてくれないあいつはひどい」と思ってしまっていたことを非常に申し訳なく思っています。
メディも潰しました
上のタイミングと比例して、私1人で動かせる範囲で事業を進めようと思い、選択と集中ということで数々のメディアを潰していきました。
具体的には、以下のようなメディアを潰しました。
- おすすめの商品を紹介するサイト
- 自身の画像をフリー素材として投稿できるサイト
- ニュースなどをまとめた大規模なメディアサイト
- 文章の書き方をまとめたサイト
- ブログを始めたい方向けのサイト
この他にもサイトやサービスを作っては消してということをかなり繰り返した経験があるので、いままでに作ったサイトはすくなくとも20〜30個以上はあると思います。
このときに投資していた金額は数万円程度と事業としてはかなり少額ですが、当時の私にとっては大金ということもあり、金銭的な面でもかなり落ち込んだのを覚えています。
再度メンバー募集
メンバーを募集した際に、名前を「Give」から「GiveDesign(ギブデザイン)」に変え、事業をリスタートしていきました。
このときもNo.2は同じ方です。
事業としては引き続きホームページ制作とメディア事業を行い、主力事業はメディア事業にしておく予定でした。
ですが、前回の失敗から考え、私1人でもスムーズに動かせるようにしたいと思い、ホームページ制作を主力事業として進めていこうと方向性を変えました。
2度目のGiveDesignの解散、再度メンバー募集
それでもやはりうまくいかずにGiveDesignは再度解散、メンバーの再募集を行いました。
動画の方では語っていませんでしたが、No.2ともう1人のメンバー方にはPC購入代として5万円ずつ渡していました。
ただ、あるタイミングからそれぞれ返信が遅くなってしまったり、連絡が取れなくなってしまい、「また失敗してしまうのか」という不安と「10万円が消えてしまった」という絶望感がありました。
また、このあたりからは顔見知りの方意外もGiveDesignにメンバーとして入れ始めました。
メンター的なものも、意外と難しいです
あるときには、学生時代に知り合っていた方から「将来IT関係の仕事をしたいと思っているから、ホームページ制作やプログラミングに関して教えて欲しい」と言う方が複数名いたので、カリキュラムを組んだりしていました。
- 私自身プログラミング知識があまりあるわけではない
- 過去と同じように「挫折されてしまう」ということを起こしたくない
などの理由から、カリキュラムを組む際にはかなりの時間をかけていました。
(数百時間は投下していました)
ただ、今回もカリキュラムの最初の中の最初の段階で進まなかったようで、 連絡をしても「プライベートが忙しくて手をつけられていない」というやり取りが複数回あったタイミングで「今回もダメだったのか」と感じました。
話は変わりますが、同じようなプログラミングやWebデザインを教えるスクールで高額な場合が多いですが、「受講者に学習意欲を沸かせるためにあえてお金を取っている」というものも一理あるなと腑に落ちました。
この経験から、人を動かすことは思っている以上に難しいのだと感じました。
noneのライバー全員辞める事件
割と最近の内容かなと思っていたのですが、実際には半年以上前の内容になります。
個人的にアニメやVTuberにハマっていたこともあり、いずれはそういった事業をやってみたいと思っていました。
ただ、ライバー事務所を作ろうにも活動している方がいないと他のライバーさんも集められないよな・・・と思いました。
ありがたいことに、知り合いやお取り引き先つながりで初期のライバーさんと、事務所として活動できる土台を作ることができ、2023年12月25日に事務所設立、翌年1月に弊社所属として活動いただけるライバーさんがデビューすることができました。
狙ったわけでもなくクリスマスですね。
本当に狙ったわけでもなく・・・。
そこで事件は起きました
実際にはうまく事業が伸びていったわけでもなく、活動を始めて数ヶ月というタイミングで「活動を辞めたい」と連絡を受け、もう1人の方も「しばらく活動休止をしたい」と言われ、かなり絶望感を感じました。
事前に「数ヶ月間はあまり売り上げを作ることも厳しいかもしれない」と何度も説明をし理解してもらっていたという点と、初期投資もあったのですぐに辞められてしまうと会社的にも困ることなども伝えていたので、本当に想像もつかない事態となって数週間立ち直れませんでした。
結果として、イラストの制作費数万円が丸々赤字となり、活動者もいなくなるということもあって事務所の存続自体もかなり危うい状態となりました。
ただ、本当にありがたいことに「noneに所属したい」という方が2名程現れてくれ、どうにか事務所を引き続き残せる状態になりました。
今後はより事務所やライバーさんを伸ばしていけるよう、いろいろと動いていければと思います。
また、初期のライバーさんをうまく伸ばすことができなかった点については、説明をし同意を得ていたとはいえ本当に申し訳なく思います。
合同会社RAMの創業
321で覚えやすいかなと思い、2024年3月21日に法人登記をしました。
多くの方は個人事業からの法人成りは「おめでとう」や「嬉しい」などから始まるケースが多いと思います。
ですが、弊社の場合は「会社を作って伸ばしていくぞ!」というタイミングでいろいろと重なってしまい、上記などもあって、絶望のさらに絶望からのスタートとなってしまいました。
また、その後も本当にいろいろなトラブルや失敗が何度も訪れ、どうにか乗り越えていまがあるという状態です。
引き続きバランスを取りながら長く続けられればと思っています。
経験から学んだことと、今後について
最後に、学んだことについてです。
まずは感想からです。
起業などでの感想
Giveを作り、挫折や落ち込みがあって鬱になったかなっていないかという状態があり、その後にも何度も事業をやめようと思ったことはありました。
最近でも嫌なことがあると「仕事がツライ」と思ってしまうことは何度もあるのですが、「続けたい」と思っていけるように思考を持っていくようにしています。
また、事業に関してアドバイスをくださる方にも恵まれ、すこしずつですが仕事
まずは「続ける」ことだけを考えて行動することでどうにかなることがほとんどです。
それでもだめな場合や、考えても仕方のないことで悩んでしまう場合には、「忙しくする」ことで解決できるんだと実感しました。
起業などから学んだこと①
私は意外と「返信がないことにメンタル的に来てしまう人」だと知りました。
プライベートな内容なら最悪私とその人のどちらか、または両方が困るだけで済みます。
ですが、仕事の場合だと構造的にクライアントも発生するので、他の方や所属している方なども困らせてしまいます。
なので「仕事に関する連絡が数日から数週間取れないとかなりメンタルに来てしまう」と知ったので、 以下のような解決策を学べました。
- 数回連絡しても返事がなければ割り切る
- 現状は自分1人で回せる仕事にとどめておく
- どうしても1人で解決できない領域は、信頼できる人とだけ組む
割り切るべきところは割り切りつつ、いい状態を保っていきます。
起業などから学んだこと②
自分のできる範囲で事業を広げていくということを学びました。
上にもあるように、メディア事業の観点から自分以外を主体として行った事業では、何度も失敗経験があります。
学生のときにやっていたスポーツでライフル射撃があるのですが、その時のコーチから「コントロールできないものに意識をおいても何も変えられないから、コントロールできるものだけを意識する」ということを教えてもらいました。
そのスポーツ中だけでしか理解はできていなかったのですが、仕事においても同じだと経験から腑に落ちました。
なので、「自分で回せる範囲で仕事をしつつ、どうしても自力で回らない場合には信頼できる方と組む」ようにしようと思いました。
最後に
最後まで読んでくださり本当にありがとうございます。
引き続き小さく拡大しつつ、自分の面倒が見れる範囲で拡大していこうと思います。
引き続き弊社やnone、所属タレントさん、私個人をよろしくお願いいたします。
最後にこの記事を読んでくださっているメンバーの方や、ライバーさんがいましたら、お願いがあります。
私からのメッセージは1週間や数日間放置せず、2〜3日ぐらいで返信してくださると本当に助かります。